美容看護師とは?仕事内容や必要な資格を解説!前編


女性はもちろんのこと、近年では男性にもニーズのある「美容」の世界ですが、美容系クリニックの数は、年々増加の一途を辿っています。この美容クリニックでも看護師は大活躍していて、現在は看護師にとって人気の職場のひとつとなっています。しかし、病院や医療施設などで働いてきた看護師にとっては、まだまだ馴染みが薄いのも事実です。病院などに勤務する看護師とは何が違うのか、どうすれば美容看護師になることができるのか、また仕事内容や働き方など、気になることがいっぱいです。そこで今回は美容看護師について、前編と後編に分けて詳しくご紹介していきたいと思います。

まず美容クリニックとは?

美容のことに関して、あまり詳しくない人だと「美容クリニック」と聞くと「エステサロン」をイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、結論から言うと美容クリニックとエステサロンは似て非なるものです。もちろん「美容」に関連する点では同じであり、たとえば「シワ・むくみ・小顔」などのキーワードで検索をすると、クリニックもサロンも両方のサイトが並びますが、このふたつは違います。このふたつの最たる違いは、「治療」か「施術」かということです。美容クリニックが行っているのは「治療」であり、れっきとした「医療行為」なのです。そして、美容クリニックは「美容皮膚科」と「美容整形外科」のふたつに大別されます。もちろんそれぞれで診療内容は少しずつ異なり、どれも「医療行為」であるので、看護師の存在は必要不可欠です。

美容クリニックでの看護師の仕事内容とは

「美容皮膚科」と「美容整形外科」では、同じ看護師でも仕事内容が異なり、どちらでも共通して行う業務もあります。ここでは、それぞれの仕事内容をご紹介いたします。

・共通する仕事内容

まず共通しておこなう業務として「カウンセリング」「診療の補助」のふたつが挙げられます。たとえば、病院で勤務する看護師は「治療がスムーズに行われるように、医師と患者をサポートする」ことが業務のひとつとなります。美容クリニックにおいても、この点は大きく変わることはなく、まずは患者がどういう施術を求めているのかを、カウンセリングを通じて確認したあと、要望をイメージできる提案をしながら、また不安を払拭していくといった必要があります。それに加えて、この時に発生する費用や時間についての説明もします。そして、実際に治療(診療)をおこなうのは、医師の仕事です。この時に適切な治療がおこなえるように、患者と医師の橋渡し役として、双方のフォローをしていきます。特に美容クリニックの治療は、ほんの少しの食い違いが大きなトラブルに発展する可能性もあり、下手をすれば訴訟にまで発展する恐れもあるため、このふたつの業務は非常に重要な役割を持っているといえます。

・美容皮膚科での業務について

美容皮膚科は、肌を美しくすることに焦点が当てられています。たとえば、シワやシミの除去、肌のたるみの改善などが挙げられ、どちらかというと美肌や脱毛、アンチエイジングなどの表面的な施術が中心です。このことから、ここで受けられる治療法はさまざまで、薬の服用(外用薬・内服薬のどちらも)やサプリメントによる処方、注射、レーザー治療などがあります。美容皮膚科の看護師に求められるのは、レーザー治療の知識(機器の扱い)や注射のスキルで、特にレーザー治療に関しては最先端の機器や技術を取り入れているクリニックも多いため、常に新しい知識を取り入れていく必要があります。

・美容整形外科での業務について

「整形」とある通り、こちらは「手術」を中心とした治療が多くなり、たとえば二重瞼を作る眼瞼手術や鼻梁を高くする隆鼻術、またバストアップ手術や脂肪吸引など、施術の内容は多岐に渡ります。他にもコラーゲンやヒアルロンを注入する「プチ整形」などもありますが、これらの治療を行うのは医師であり、美容整形外科で看護師が行う業務は「手術の介助」が中心です。手術をおこなうので、特にトラブルに発展しないように注意を配る必要があります。


前編となる今回は、美容クリニックについてご説明いたしました。後編では、美容看護師に必要な資格や、気になる疑問などを解説していきたいと思いますので、ぜひそちらもご覧ください。
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