美容看護師とは?仕事内容や必要な資格を解説!後編


近年では女性だけでなく、男性にもニーズのある「美容」の世界!美容系クリニックの数は、年々増加の一途を辿っています。美容クリニック内でも、看護師は大活躍していて、現在は看護師にとって人気の職場のひとつとなっています。しかし、病院や医療施設などで働いてきた看護師にとって、美容クリニックというのはまだまだ馴染みが薄いのも事実です。病院などに勤務する看護師との違いは何か、どうすれば美容看護師になれるのか、また詳しい仕事内容や働き方など気になることがいっぱいです。そこで前編に引き続き、今回は美容看護師について、さらに詳しくご紹介していきたいと思います!

美容クリニックで働くために必要なこととは

働く場所や仕事内容は違っても、美容クリニックで働く看護師にも、働くために必要なことがいくつか存在します。ここでは、その内容についてご紹介いたします。

・看護師免許は絶対に必要?

病院や児童福祉施設、障害者支援施設、介護保険施設、保健所など、看護師として働くことのできる施設は数多く存在しますが、これら全てに共通して言えることは、看護師免許が必須であるということです。当然、美容クリニックに勤務する場合でも同様です。看護師免許は、国家資格である「正看護師免許」と、都道府県認可の「准看護師免許」の2種類があり、どちらを必須条件とするかはクリニックによって変わりますが、所持しておいて有利なのは、当然「正看護師免許」となります。国家資格であるということはもちろんですが、准看護師は自己の判断で行動することはできません。つまり「医師や正看護師の指導、指示のもとでしか、業務を行えない」のです。ただし、准看護師免許でも求人募集しているクリニックも数多くありますので、必ずしも「正看護師免許でなければいけない」という訳ではなく、もし美容クリニックへの転職や就職をお考えの方は、必要資格の項目を特に注意して確認しておくといいでしょう。

・臨床経験がないと就職できない?

美容看護師の求人募集要項には「臨床経験○年以上」を条件としている求人が多いのが特徴ですが「臨床」と聞くと何か特別な経験を必要とするのかなと疑問に感じる方もいるかもしれませんね。実際には、「看護師としての実務経験があるかどうか」という認識で大丈夫です。
(厳密には違いますが、イメージとしてはこれに近く、ただし極短期間のみの実務で、以後無職の方は臨床経験なしとなるのでご注意ください。)

前述の仕事内容でもお伝えした通り、美容クリニックでの看護師の仕事内容の中には、注射や手術の介助などをおこなう必要があります。勤務先にもよりますが、美容クリニックはそこまで大規模な施設というのは比較的少なく、大手でもない限りは、ひとつの施設において看護師の数はさほど多くありません。つまり、即戦力となる看護師が求められる傾向が強いため、病院などで「臨床経験が○年以上ある人」として、条件指定されることが多いのです。ただし、必ずしも募集要項に記載されている経験年数以上が必要という訳でもなく、たとえば最初から美容看護師の道に進むと決めている人であれば、あくまで看護的な業務を学ぶために、病院などで臨床経験を積む場合もあります。

要するに、短期間であったとしても看護師としての知識と技術さえしっかりと備わっていれば、求められている臨床経験年数より少なくても、転職できる可能性があるということです。実際に「臨床経験3年以上」という条件で募集をしていた企業が「臨床経験1年」ほどの人材を雇ったというケースも見受けられますが、何にせよ、臨床経験はあった方が有利であることには間違いありません。最近は、未経験でも応募可能という求人も確認できますが、美容看護師の業務はかなり繊細であるため、知識と経験はしっかりと有しておいた方が安心ですね。


病院だけではなく、現在は看護師として働ける施設は多種多様なものとなっています。美容クリニックの求人は他の施設と比べると、そこまで多いとは言えませんが、
美容のニーズはこれからもどんどん高まっていくと予想されており、それに合わせて美容看護師の求人募集も増加していく可能性は十分にあります。美容看護師という仕事に興味のある方は、ぜひBeauty plus workで色々な求人情報を探してみてください。そして、チャレンジしてみたいと感じる方は、これを機に美容看護師の世界に一歩踏み込んでみてはいかがでしょうか!

エリアから探す

職種から探す

待遇を選択

施術内容を選択